【結婚式の準備物】親への記念品・受付や上司へのお礼相場や渡し方を解説

結婚式の準備はドレスや引出物・料理など当日の会場での演出やおもてなしに頭がいきがちですが、お世話になった人たちへのお礼も必要不可欠です。
たとえば両親へのプレゼントのほか受付者・祝辞を述べてくださった主賓・スピーチや余興をしてくれた友人へのお礼など、お礼が必要な相手は多いもの。
結婚式に気持ちよく参列してもらうためにも、今後の良いお付き合いのためにも、マナーを守って礼を尽くしたいところですね。
そこでこの記事では、受付や主賓のほか誰にお礼を渡すべきかや相場・封筒の選び方や渡し方はどうするのか、次のようにまとめて紹介します。
現金だけでなくプレゼントでもOKなパターンも解説するので、確認して万全の態勢で結婚式に臨みましょう。
結婚式で準備するプレゼントやお礼とは?

結婚式の準備は多岐にわたりますが、特に忘れがちで直前に慌てることが多いのがプレゼントやお礼です。

私たちは次のような贈り物やお礼を用意しましたよ!
▼結婚式で必要なプレゼントやお礼の例
- 両親への記念品
- 受付者へのお礼
- 主賓へのお車代+祝辞のお礼
- 乾杯発声者へのお礼
- スピーチをしてくれた友人へのお礼
- 余興をしてくれた友人へのお礼
- ウェルカムボードを作ってくれた友人へのお礼
- 役目を務めてくれたお子様へのプレゼント
- 写真撮影を依頼した友人へのお礼
- 遠方者へのお車代
- 誕生日が近い友人へのプレゼント
- プランナーや美容師への心付け
リストアップしてみると思っている以上にたくさんのものを用意しなければならないことがわかりますね。
実際にはゲストの幅や披露宴の進行によって大きく差がありますが、誰しもいくつかは用意が必要だと考えるといいでしょう。



結婚式そのものではもっと準備物がありますが、時期や順序を間違わずに進めれば大丈夫!詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。
\結婚式の準備物はこちらの記事を参考に!/


結婚式のお礼に何を渡す?相手と相場を紹介


結婚式で準備するお礼やプレゼントはたくさんありますが、ふさわしい金額はそれぞれ異なるので注意が必要です。
特に多くの人が用意するものをピックアップし、相手別に金額の相場やおすすめのプレゼント内容を紹介します
良かれと思って用意したお礼でかえって相手に不愉快な思いをさせないように、十分考えて準備を進めてください。
育ててくれた両親へ | 記念品のプレゼント
結婚式で用意するプレゼントとしてもっともイメージされやすいのが、両親への記念品ではないでしょうか。
多くのカップルが披露宴の締めでこれまでの感謝の気持ちを込めて、花束やプレゼントを贈呈しています。
贈り物の内容はさまざまですが、次のようなものがよく選ばれる人気アイテムです。
▼両親記念品としてよく選ばれるアイテムの例
- 花束
- 手紙
- 写真やアルバム
- 時計
- お酒
- ウェイトドール
- 記念樹
- 家電
- 食器類
実用的なもの、変わり種、おしゃれなもの…と、こだわるポイントもそれぞれ違います。
予算は20,000~25,000円が16.8%、10,000~15,000円が16.7%、30,000~35,000円が14.1%、50,000~55,000円が8.9%と非常に幅広く、かなり力を入れて選ぶカップルも多いことがうかがえます。
参考:ゼクシィトレンド調査2024-4.親へのギフト・花束贈呈について



おしゃれだけど奇抜すぎず、かつ実用的なものとしてステンドグラスDENでは三連でつながるステンドグラス時計を用意しています。
ぜひ候補に入れてくださいね!
\三連のステンドグラス時計を含むおすすめの両親記念品はこちら/


受付に花を添えてくれる友人にはお礼をするのがマナー


結婚式の受付を友人や同僚にお願いする場合、お礼を用意するのがマナーです。
結婚式の参列者と一番に接し、お祝儀を受け取ったり席次表を手渡したりする受付は、忙しく責任も感じる役割です。
ほかのゲストより早く会場に到着する必要もあり負担をかけることも念頭に置き、お礼を用意してください。
- 相場は3,000~5,000円
- 親しい間柄ならプレゼントでもOK
受付のお礼は必ずしも現金でなくても構わないので、友人同士でお揃いのプレゼントを用意してもいいでしょう。
またきょうだいや親族に受付を任せる場合は家によって考え方が異なるので、お礼の要・不要など家族とも相談してください。
祝辞や乾杯の挨拶をいただく上司には交通費もあわせて
二人の人となりを紹介して盛り上げてくださる主賓祝辞や、披露宴の始まりを担う乾杯の挨拶を依頼する上司には、必ずお礼を用意しなければなりません。
ほかの友人たちよりも大目に包む必要があるので、ポイントを押さえて失礼のない金額を用意しましょう。
- お礼として10,000円以上
- 交通費も合わせて包む
- 片道分の交通費以上でキリのいい金額を
- お礼+交通費で10,000~30,000円程度が相場
- 新幹線のチケットやハイヤーを手配した場合交通費は必要ない
上司が遠方から足を運んでくださり交通費のほか宿泊も伴う場合には、宿代も負担すると考えておきましょう。



基本的に上司はご祝儀を大目に包んでくださいます。お相手のご負担が大きくならないよう、感謝の気持ちを表せるよう、お礼の金額はしっかり検討しましょう。
スピーチや余興で盛り上げてくれた友人・仲間へ


スピーチや余興で披露宴を楽しく盛り上げてくれる友人や同僚にも、お礼をしましょう。
現金を包むのが一般的ですが、関係性によっては贈り物やおもてなしという形で感謝を伝えるのもいいですね。
- 相場は3,000~5,000円
- 親しい間柄ならプレゼントでもOK
- 食事をご馳走するなどおもてなしでもOK
二人の結婚式を通じて友人との関係もさらに深まるよう、相手に喜んでもらえそうなお礼の形を見つけてください。
ウェルカムボードやリングピローなどを作ってもらったら
挙式で使うリングピローや、会場に飾るウェルカムボードなどのグッズを友人に依頼する場合、新郎新婦からもお礼するのがマナーです。



たとえ相手が「得意だから」「お祝いだから」と言ってくれたとしても、何かしら感謝を形にしましょう。
- 相場は3,000~5,000円
- 親しい間柄ならプレゼントでもOK
- 食事をご馳走するなどおもてなしでもOK
- 材料費がかかっている場合は加味する
ウェルカムボードやグッズ作りには、手間だけでなく材料費がかかる場合があります。
費やしてくれた時間や労力への感謝に加えて、材料費の負担が大きいものの場合は加味した金額を包みましょう。
リングガールやリングボーイをつとめてくれたお子様に


挙式でのリングガール・ボーイや披露宴での演出で、親戚や友人の子どもに頑張ってもらうケースもあるでしょう。
子どもに何か役割をお願いした場合、簡単なお礼のプレゼントを用意しましょう。
- 相場は1,000~3,000円
- 現金ではなくプレゼントを用意
- 披露宴中の間が持つおもちゃもおすすめ
子どもへのお礼の場合は現金ではなくプレゼントを用意するのが基本で、あまり高価なものは親が恐縮するので避けましょう。



披露宴中お子様は退屈しがち。間を持たせられるような遊びグッズは親御さんからも好評ですよ。絵本やぬり絵・折り紙などもおすすめです。
司会や撮影を友人に依頼した場合にも
披露宴・パーティの司会をプロではなく友人に依頼した場合も、お礼の準備が必要です。
同じくカメラが得意な友人にカメラマンとして写真や動画の撮影をお願いした場合も、忘れずお礼を包みましょう。
- 相場は20,000~30,000円
- ご祝儀は辞退するのが一般的
- 食事をとってもらう余裕がないかもしれない旨をお互いに理解
披露宴で司会やカメラマンを務めてもらうと、当日は非常に忙しくゆっくり料理や演出を楽しんでもらう余裕はありません。
その旨をお相手に承知してもらい、新郎新婦側もよく理解し、お互いに納得したうえで依頼しましょう。
プレゼントよりも現金で準備してご祝儀は辞退し、前日のお願いや披露宴後のお礼の挨拶も忘れないようにしてください。



頑張ってくださる友人にプレッシャーを与えすぎないことも大切ですよ。気持ちよく務めてもらえるように気をつけましょう。
結婚式でのお礼はどう渡す?封筒や渡し方


結婚式でのお礼を用意したら、渡し方についてもしっかり検討する必要があります。



封筒の選び方・当日の渡し方の基本を紹介するので、参考にしてください。
お礼の金額 | 封筒 |
---|---|
~10,000円未満 | ・お札は三つ折りにする | ・ポチ袋
10,000~20,000円未満 | ・水引が印刷されたもの ・水引はあわじ結びか結び切り | ・略式の祝儀袋
20,000円以上 | ・水引はあわじ結びか結び切り | ・水引とのしがついた祝儀袋
封筒は金額に合わせて使い分けるので、たとえば50,000円以上のお礼を包むなら豪華な装飾を施した大きめの祝儀袋を用意しなければなりません。
結婚式で使用する水引は紅白で、結び方は縁起が良いとされている「あわじ結び」か「結び切り」を選んでください。
相手によって渡し方のマナーも異なるので、次の表を参考にして失礼のない対応をしましょう。
渡す相手 | 表書き | 渡し方のポイント |
---|---|---|
主賓・乾杯挨拶の上司 | 贈り主:新郎か新婦(招待した側)の姓 | 名目:御車代・御車料・寿 など・新郎新婦の親から手渡し | ・受付前後か宴中
受付・スピーチ・余興を 依頼する友人 グッズを作ってくれた友人 | 贈り主:新郎か新婦(招待した側)の姓 | 名目:御礼や寿 など・新郎新婦の親から手渡し ・送賓時に新郎新婦からでも◎ ・プレゼントなら席置きも | ・宴中、役割が終わった後に
役割をしてくれた子ども | ー | ・席置きも可 | ・披露宴の演出で手渡し
受付やカメラマンを 依頼する友人 | 贈り主:新郎新婦両家の姓 | 名目:御礼、寿 など・新郎新婦の親から手渡し | ・披露宴前かお開き後
当日の新郎新婦はとても忙しく、お礼を用意しても直接全員の人に渡せるとは限りません。
あらかじめ親にどなたに何を…と説明したうえで封筒を託しておきましょう。
新郎新婦の親は披露宴の歓談中にゲストの元に挨拶回りするので、その際に言葉を添えてお礼を手渡しできます。
もし進行の兼ね合いでうまく回り切れなかった場合は、新郎新婦も揃う送賓時にお渡しするといいでしょう。



大事な親への記念品も渡し方を工夫することで、より感動的に演出できますよ!こちらの記事を参考に、司会の方とも相談してみてくださいね。
\両親プレゼントの演出例はこちらの記事を参考に♪/


気持ちを込めて感謝の気持ちを伝えてくださいね。
まとめ:結婚式で受付やスピーチをお願いしたらお礼の準備も忘れず
結婚式で準備するお礼について解説してきました。
- 結婚式で役割をお願いした人にはお礼を用意する
- 上司へはお礼+交通費で2~3万円が相場
- 友人へは3,000~5,000円程度
- 友人なら現金でなくプレゼントでもOK
- 役割を果たしてくれた子どもにはプレゼントを
- 贈り物は席置きでも◎
- 宴中に親から、送賓時に親や新郎新婦から手渡しする
何かと周りの手を借りることが多い結婚式では、お礼の準備は必要不可欠です。
相手にふさわしい金額を見合った封筒に入れて準備し、家族と渡し方をしっかり確認して、当日困らないように準備を進めましょう。
万全の態勢で、安心して結婚式を迎えてくださいね!
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